2014年04月13日

Allan Holdsworth

Paco De Lucia と同じくらいに好きなギタリストの一人に Allan Holdsworth がいます。

ちょうど「Road Games」というアルバムを発表した頃のこと、当時あこがれのギター・ヒーローの一人だった Edward Van Halen が自分にとってのギターの師匠だとか言っていたのでどんなすごい人なのかと興味を持ったのが最初です。Road Games を初めて聴いたときは正直よくわからなかったのですが、何回か聴いているうちにその凄さを実感しました。ちなみに名前を知ったのは Paco De Lucia よりも先でした。

自分の中では、Paco De Lucia を「バキバキ」「ザクザク」系、Allan Holdsworth を「ウネウネ」「フワフワ」系と勝手に名付けていますが、両者のスタイルは全く異なるので比べることなど絶対にできません。しかし、Paco De Lucia が「正統派」ギター奏者とすれば、Allan Holdsworth は「異端派」となるのでしょうか。いや、異端などと書くと悪いイメージになってしまうので「唯我独尊派」といった方が正しいかな。とにかく彼のフォロワーを思い浮かべることができません。それだけ異質なギタリストと言えると思います。

異質なだけに、聴く人を選ぶかもしれません。こういうのがダメという人はとことんダメかも。お勧めは「Live at Yoshi's」というライブ録音で、2006 年という割と新しめの演奏です。昔のように弾きまくるということがなく非常に落ち着いた演奏で、他のメンバーもすばらしいです。特に好きなのが "San Michele"。実際にライブを見てみたいです。

Allan Holdsworth ~ San Michele(YouTube)

ところで、Paco De Lucia と Allan Holdsworth ってほとんど同い年だったんですね。  

Posted by fussy at 20:46Comments(0)TrackBack(0)音楽

2014年04月13日

Paco De Lucia

スペインのギター奏者 Paco De Lucia が今年の二月に亡くなっていました。全く知りませんでした。心よりご冥福をお祈りします。

ギターという楽器は非常にポピュラーで、値段も他の楽器に比べればそれほど高価ではないので、持っている方も、演奏される方も非常に多いと思います。ロックやジャズ、クラシックと様々なジャンルで使われていて、演奏するのも聴くのにも、いろいろな音が楽しめる奥の深い楽器だと思っています。

Paco De Lucia を聴くまでは、フラメンコ・ギターといえば踊りの伴奏で使われるものとしか思っていませんでした。それだけに初めて聴いた時は、今までに聴いたことのないタイプだったのですごく衝撃的でした。最初に聴いたのは、スペインの作曲家 Manuel De Falla の作品を扱った「Manuel De Falla」と、傑作と言われた「Almoraima」のカップリングCDで、フラメンコの持つ独特のリズムと Paco De Lucia の超絶技巧にたちまち虜になり、その後はデビュー・アルバムからの 9 作品を購入して聴きまくりました。ちなみに、途中からフラメンコ色が少なくなり新しい作品はあまり聴いていません。

かなり昔、名古屋でもライブが行われ見に行きました。最初は一人だけでの演奏で、それが一番印象に残っています。なんかすごく悲しい...  

Posted by fussy at 00:44Comments(0)TrackBack(0)音楽