2013年11月24日

クッキー (4)

クッキーは、餌をたくさん食べるということがありませんでした。朝と夜の一日二食で、夕方頃におやつを与えていましたが、遊びながら食べることが多く、全く食べないという時もありました。

おやつをあげると、横に置くだけで食べようとしません。しかし、手を出そうとすると怒ります。パッと取り上げると "ちょうだい" とポーズします。で、渡してあげると食べるときもあるし、結局食べない時もありました。普通、食べられる時に食いだめしておこうとするものだと思うのですが、こういうところは他の犬と少し変わっていたのかもしれません。

但し、食べ物によっては飛びついてくるものもあり、特に鳥の手羽先やフライドチキンはにおいがするだけで必ず近くに来て待ち構えています。自分が不在のとき、テーブルの上にあった骨付きのフライドチキンが床に落ちてしまい、すぐにクッキーが飛びついて丸呑みしてしまったそうです。家族の者が慌てて口から出そうとして、かなり大変だったらしいです。それ以来、鳥料理がある日はかなり警戒するようになりました。  

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2013年11月17日

クッキー (3)

クッキーは、家に来る前は元々つがいで飼われていて、片方は京都の親戚の家に引き取られました。ちなみにクッキーがメスで、旦那さんの方はポッキーという名前です。

その後、二匹の子犬が誕生し、産まれて一年は家で育てていました。誰に教えられるわけでもなく、自分の力だけで産んで、その後もちゃんと育てているのを見て、自然界の中ではあたり前のことなのかもしれませんが、それでも立派なものだとすごく感心しました。オスの方はケン、メスの方はチャコと名付けられました。

一年ほどしてから親戚の家で飼うことになり、それから会う機会は少なくなってしまいましたが、しばらくしてチャコの方は戻ってきて現在いっしょに住んでいます。クッキーが息を引き取る少し前にポッキーは永眠し、さらにケンも今年の夏頃に突然グッタリしてしまい、病院に向かう途中で息を引き取ったそうです。今年のうちに三匹がいなくなってしまい、今はチャコだけが残ったわけですが、心なしか寂しそうに見えますね。元々はすごく活発な犬でしたが、最近は年を取って寝ていることが多くなりました。少しでも長生きさせてあげたいと思います。  

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2013年11月10日

クッキー (2)

元々、犬を買おうと言い出したのはうちの母親でした。

親戚から子犬をあげるといわれたのがきっかけで、飼ってもいいかと母親から相談されたこともありました。そもそも、家が社宅なのでペットとしては小鳥くらいしか飼ったことがなく、ちゃんと接することができるのか不安もあったものの、母親には別にいいよと答えました。しばらく経ったある日、仕事から帰ってみると、小さな子犬が部屋の中にいたのを見つけたのが初めてクッキーと対面したときでした。

当時は職場の近くに住んでいたこともあって休日くらいしか実家には戻らず、ほとんど接する機会がなかった上に、それまで犬に接した経験もなく最初はなかなか触れることもできませんでしたが、しばらくすると普通に接することができるようになりました。その頃はクッキーもまだまだ若かったので、家の中を活発に走り回っていたのを思い出します。  

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2013年11月03日

クッキー

先々月、9 月 12 日の夜に、愛犬のクッキーが永眠しました。

先週で四十九日となり、骨壷に収めていたお骨を家の庭の土に埋めてあげました。ブログに書くのをためらっていましたが、少しでも記録を残しておきたいと思い、しばらくはクッキーを話題にしてみようかなと思います。

クッキー

今年になってすでに 16 歳と、犬としてはすでに高齢で、正月を迎える度に来年もいっしょに年を越したいと数年前から考えるようになっていました。足腰がだいぶ弱くなっていたものの、今年も G.W 頃までは元気に散歩もしていたのに、6 月になって急に調子を悪くして、病院での診察結果は腎不全でした。犬の場合、人間のように透析はできないので、一ヶ月近く入院して点滴治療をすることに。その時は元気になるかどうかわからないと言われたものの、入院して数日後に様子を見に行ったら元気になっていて、家に戻る頃には元の状態になっていました。

しかし、一度腎不全になったら元に戻ることはなく、とにかく何でもいいからカロリーの高めなものを与えることで夏は凌げましたが、9 月になってまた食べなくなってしまい、最後は危篤状態になって、数日後に息を引き取りました。一時期はこのまま年を越してくれたらいいと思っていましたが、それでも三ヶ月間がんばって生きてくれただけでも感謝したいです。毎日点滴のために病院へ行って、つらかったと思います。

病院の紹介で、慈妙院という動物霊園で火葬してもらいました。その日は金曜日で、残念ながら自分は仕事で参加できず、両親のみが立ち会いました。その日の朝の出社前、クッキーの亡骸を最後に見たときは、まるで眠っているようでした。  

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