2015年01月18日

gtk+3 使ってみた

ようやく本腰を入れて gtk+3 への乗り換えを進めてみました。

ウィジェットへの描画方法が一新されてしまったので最初は手探り状態でしたが、ようやくある程度理解して動作するところまで完成しました。描画のところだけ変更すればあとはそのまま動作するようになったので一安心です。

一番苦しんだのが、GdkPixbuf を使って Drawable へ描画するところ。昔参考にしていた本にあった方法で、GdkPixmap 経由で描画する形にプログラムを作成していたので、GdkPixbuf を GdkPixmap へ描画するときの原点と、GdkPixmap を Drawable に描画するときの原点の二つを管理していたのですが、gtk+3 からは Cairo を使った描画スタイルになったので原点は一つだけ管理すればよくなりました。さらにイベントも expose_event が廃止されて draw イベントとなり、イベントハンドラの内容も変える必要がありました。このあたりが整理できたらあとはそれほど苦労したところはありません。しかし、まだ完全に理解したわけではなく、ドキュメントを参考にいろいろと試行錯誤しています。

Cairo が gtk+ 専用というわけではなく、gtk+ が Cairo を利用するようになったということのようなので、Cairo そのものも、もっとドキュメントを確認する必要があるようですが、パッと見たところいろんなことができそうです。もう少し内容を理解していきたいですね。いずれにしても、gtk+ を使ったサンプル・プログラムなんかももう少しすれば完成しそうなので、またいずれ公開しようかと思っています。

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