2013年05月19日

コスモス

「コスモス」といっても花のことではありません。

「コスモス」は、80年台に放映されていたドキュメンタリー番組で、天文学者のカール・セーガン博士が監修、司会も務めていました。星の一生や、もし光速で移動したらどうなるか、などを非常に分かりやすく説明し、当時としては最先端の映像も相まって、視聴率も非常に高かったそうです。そんな自分も夢中になって見ていました。これを見て、天文学者や物理学者にあこがれた人も多いはずです。

日本IBMがスポンサーの一つだったようで、CMも流れていました。中国を起源とする数字の位、一から始まって、十・百・千・万と続く単位を順番に読みあげていくそのCMは何となく神秘的なものに見えて、それから百科事典で単位を調べ、それを全部暗記しました。今でもその単位は全て覚えています。

一、十、百、千、万、億、兆、京、垓、𥝱、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数

現在は、「万」からは千の位まで続いて次の単位に進む、いわゆる万進法になるので、一無量大数 = 10 の 68 乗で、これは星の数よりも大きな数になるそうです。ちなみに、小さな数の単位もちゃんとあって、最も小さな単位が「涅槃寂静」と言うそうです。「刹那」や「虚空」といった言葉も単位として使われていて、調べてみるとなかなかおもしろいですね。

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