2011年07月17日

明日は「海の日」です

いつもならもうアブラゼミが鳴き出す頃ですが、今年はほとんど鳴き声を聴きません。不思議というか不気味というか。これだけ暑くなったのに妙な気がします。
セミの中に「周期ゼミ」と呼ばれる種類のものがあります。17年や13年の周期で大量に発生することからそう呼ばれるそうですが、その周期は素数であることから「素数ゼミ」とも呼ばれます。その理由として有名な学説が、天敵との遭遇をできるだけ少なくするためというもの。例えば、周期が16年であれば、天敵が大量発生する周期が 2年や 4年の場合遭遇する可能性が高くなりますが、17年という周期なら、一度同時期に大量発生してしまっても、次に同じ状態になるのは、天敵が 4年周期で大量発生するとして 4 x 17 = 68年後ということになります。素数が生態系に関係しているという面白い例ですね。  

Posted by fussy at 20:59Comments(0)TrackBack(0)