2014年10月05日

move over

台風が近づいています。月曜日あたり東海地方にも接近するそうで、少々憂鬱です。

10 月 4 日は Janis Joplin の命日です。享年 27 歳。遺作となった Pearl のトップに流れる Move Over が最近車の CM で使われていますが、歌っているのは他の人。あれを聴くと改めて Janis Joplin の凄さを感じます。CM で歌っている方 ( 及びそのファンの方々 ) には申し訳ないですが、あの曲を歌うことができるのは Janis しかいないというか、他の誰が歌ってもかなわないんじゃないかと思います。
27 歳で亡くなったミュージシャンは結構多くて、27 Club なんて呼ばれています。Jimi Hendrix や Doors の Jim Morrison、伝説のブルース・シンガー Robert Johnson はクロスロード伝説で有名ですね。彼の演奏技術は悪魔に魂を売って得たものだというやつです。
比較的最近では Nirvana の Kurt Cobain や Amy Winehouse も 27 歳で亡くなっています。共通して言えることは、強烈な印象を残す人ばかりだということ。早く亡くなったからそう思えるのか、カリスマ性のある人だから早く亡くなってしまうのか...

ちなみに、T.Rex の Marc Bolan は、生前 30 歳まで生きられないだろうと語っていて、その予言通り 30 歳になる 2 週間前に自動車事故で亡くなっています。これも非常に有名な話ですね。  

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2014年09月03日

私のココロはそう言ってない

石川智晶さんの新しいアルバム「私のココロはそう言ってない」が今日届きました。発売は 10/8 ですが、スペシャルボックスとして先行販売されたものです。

まだ箱を開けておらず、休日中の楽しみにとっておこうかと考えてます。ちなみにネットで注文した場合はいつもそうです。というのも、平日の仕事帰りでは箱を開ける気力すら残っていないもので。もちろん、アルバムの中の曲は全く未知の状態です。
来年もライブがあるようで、名古屋で行われるのであればまた見に行きたいと考えています。今度は早めに注文して前の方で見ることができればいいのですが。今年のライブを見てふと思ったのが、ライブの中で他の方の作品は歌わないということ。自身の曲がもつ独自の世界から逸脱するというか、コンセプトから外れるというか、はたまた著作権の問題なのか、理由はあると思うのですが、個人的には聴いてみたいですね。前に、YouTube で「残酷な天使のテーゼ」を聴いたことがあるものの、それ以外は今のところないです。岩崎宏美さんとか、八神純子さんとか、小坂明子さんとか... というと少々古いですが、どんな感じになるんでしょうかね。  

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2014年07月06日

武満徹

Ana Vidovic のギター・リサイタルで聴いた Beatles の Yesterday、アレンジは「武満徹」という日本の作曲家によるものです。

20 年近く前に Manuel Barrueco というギター奏者のコンサートをテレビで見ましたが、その時の一曲目が武満徹の作品でした。しかし、この時は全く興味を持つことができませんでした。そういえば Ana Vidovic は現在、Manuel Barrueco に師事していたんですよね。
それからずっと後、今から何年か前に「日曜美術館」で武満徹の名前が出てきて少し興味を持ち、一枚だけ CD を買って聴いてみましたが、これも難解すぎて正直よくわかりませんでした。そういえば、「日曜美術館」で武満徹に関連の深い絵画というのも抽象画だったような気が。
なので、You Tube で Ana Vidovic の弾く Yesterday を聴いた後、それが武満徹のアレンジであることを知ったときは結構ビックリしました。このアレンジは素晴らしいと思います。曲のよさを再認識できるんじゃないかと思い、久しぶりに CD を聴いてみましたが、やはり途中で寝てしまいますね。入門盤として最適と書いてあったので選んだんですけど、選んだのが悪かったのか...

弦楽のためのレクイエム Requiem for Strings Orchestra (1957)

武満徹というとやはりこれが一番有名なんでしょうか。最初は好きなんですよね。でも、最後まで聴くことができない。

ノヴェンバー・ステップス November Steps 1/2
ノヴェンバー・ステップス November Steps 2/2

尺八と琵琶を取り入れた、これも有名な作品。これはゾクッときます。鳥肌たちます。すごい緊張感。生で聴くとすごいでしょうね。

Yesterday - Toru Takemitsu ... やっぱりいいですね、これは。

Yesterday を含めて「ギターのための 12 の歌」という譜面があり、全て武満徹のアレンジによるものです。その pdf を手に入れることができたので、現在ちょっと練習中です。  

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2014年07月05日

Ana Vidovic

今日は、Ana Vidovic のギター・リサイタルを見に宗次ホールへ行ってきました。

チケットは購入したものの、このところ体調がよくなく、その上夕方から大雨が降り出して行くのを止めようかとも思いましたが、次にいつ来日するかわからないし、やはり生演奏を聞いてみたいということで何とか行ってきました。
宗次ホールは初めてでしたが、それほど大きなホールではなく、前から三列めというステージに近い位置だったこともあって、手の動きまでよく見ることができました。それにしても、やはり素晴らしい演奏。特に Agustin Barrios の「最後のトレモロ」や Francisco Tarrega の「アルハンブラの思い出」は馴染みが深くお気に入りだったこともあって、聴けて非常によかったです。ギター一本であれだけ表現豊かに演奏できたらと思うとうらやましくなります。
アンコールはなんと三回。最初は「禁じられた遊び」のテーマ曲「愛のロマンス」。まさかこの曲を演奏するとは思わず少しビックリしました。二曲目は Beatles の Yesterday。You Tube で見たことがありましたが、これも生で聴けてよかったです。そして最後が Cavatina。こうして、二時間たっぷりと楽しむことができました。

最後にサイン会があったのですが、これはパス。CD は買ったんですけどね。少し後悔してます。また次の来日があれば見に行きたいと思います。そしてそのときはサインをもらいます。

Ana Vidovic Yesterday en Cuenca - Ecuador  

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2014年04月13日

Allan Holdsworth

Paco De Lucia と同じくらいに好きなギタリストの一人に Allan Holdsworth がいます。

ちょうど「Road Games」というアルバムを発表した頃のこと、当時あこがれのギター・ヒーローの一人だった Edward Van Halen が自分にとってのギターの師匠だとか言っていたのでどんなすごい人なのかと興味を持ったのが最初です。Road Games を初めて聴いたときは正直よくわからなかったのですが、何回か聴いているうちにその凄さを実感しました。ちなみに名前を知ったのは Paco De Lucia よりも先でした。

自分の中では、Paco De Lucia を「バキバキ」「ザクザク」系、Allan Holdsworth を「ウネウネ」「フワフワ」系と勝手に名付けていますが、両者のスタイルは全く異なるので比べることなど絶対にできません。しかし、Paco De Lucia が「正統派」ギター奏者とすれば、Allan Holdsworth は「異端派」となるのでしょうか。いや、異端などと書くと悪いイメージになってしまうので「唯我独尊派」といった方が正しいかな。とにかく彼のフォロワーを思い浮かべることができません。それだけ異質なギタリストと言えると思います。

異質なだけに、聴く人を選ぶかもしれません。こういうのがダメという人はとことんダメかも。お勧めは「Live at Yoshi's」というライブ録音で、2006 年という割と新しめの演奏です。昔のように弾きまくるということがなく非常に落ち着いた演奏で、他のメンバーもすばらしいです。特に好きなのが "San Michele"。実際にライブを見てみたいです。

Allan Holdsworth ~ San Michele(YouTube)

ところで、Paco De Lucia と Allan Holdsworth ってほとんど同い年だったんですね。  

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2014年04月13日

Paco De Lucia

スペインのギター奏者 Paco De Lucia が今年の二月に亡くなっていました。全く知りませんでした。心よりご冥福をお祈りします。

ギターという楽器は非常にポピュラーで、値段も他の楽器に比べればそれほど高価ではないので、持っている方も、演奏される方も非常に多いと思います。ロックやジャズ、クラシックと様々なジャンルで使われていて、演奏するのも聴くのにも、いろいろな音が楽しめる奥の深い楽器だと思っています。

Paco De Lucia を聴くまでは、フラメンコ・ギターといえば踊りの伴奏で使われるものとしか思っていませんでした。それだけに初めて聴いた時は、今までに聴いたことのないタイプだったのですごく衝撃的でした。最初に聴いたのは、スペインの作曲家 Manuel De Falla の作品を扱った「Manuel De Falla」と、傑作と言われた「Almoraima」のカップリングCDで、フラメンコの持つ独特のリズムと Paco De Lucia の超絶技巧にたちまち虜になり、その後はデビュー・アルバムからの 9 作品を購入して聴きまくりました。ちなみに、途中からフラメンコ色が少なくなり新しい作品はあまり聴いていません。

かなり昔、名古屋でもライブが行われ見に行きました。最初は一人だけでの演奏で、それが一番印象に残っています。なんかすごく悲しい...  

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2014年03月09日

裏窓からみえるモノ

昨日、石川智晶さんのライブ「裏窓からみえるモノ」を見に行きました。

ちょうど歯医者の予約日と重なってしまい、検診を済ませてから名古屋・新栄の「ダイヤモンドホール」へ。見に行こうか迷っているうちにチケットが残りわずかとなってしまい慌てて購入したせいで席は一番後ろの端の方でしたが、石川智晶さんの姿はちゃんと見ることができました。しかし、残念ながらギターの方は前のお客さんの頭に隠れて全くといっていいほど見ていません(最初はいらっしゃることにも気付きませんでした)。
内容はどうだったかというと、素晴らしいの一言です。「僕はまだ何も知らない」から新しい CD の「前夜」まで、ライブで聴きたかった曲のほとんどを聴くことができて、MC も非常に楽しかったので非常に満足しました。何より、CD で聴いたあの声がほとんどそのままに生で聴けるというのは感動モノです。日本では知名度があまり高くなく(海外の方が知名度は高いのではないでしょうか)、もっと多くの方に知ってもらいたいと本当に思います。これだけすごい方はそうそういないですよ。

ところで、新しい CD はライブ当日に購入したわけなのですが、本日、握手サイン会があるというのを知ったのは今日の 11 時頃。アニメイトで購入していたら参加券がもらえたそうで、さすがに同じ CD を参加券のために二枚購入するわけにもいかず今回は断念しました (軽く後悔しています)。また、別の機会にぜひとも直接会ってみたいと思います。

*石川智晶さんを応援しているもう一つの理由は自分とほとんど同い年ということ。昔と変わらず、それどころかもっと素晴らしくなったパフォーマンスを見ると、自分もまだ頑張らなければと思ってしまいます。  

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