2013年12月01日

クッキー (5)

12月に入りました。残り一ヶ月で今年も終わりですね。

クッキーは、出社するときは毎日、親に抱っこされて玄関まで見送ってくれていました。ひげを剃り始めると横に来てズボンを噛んだりします。そろそろ出かけるということが分かるんでしょうね。帰宅時も入り口のところまで来て待っていたりしていましたが、年をとってからは帰ってきたことになかなか気づかないらしく、部屋に入ると寝たままということも度々ありました。数年前からは耳も遠くなってきたようで、呼びかけても気づかなかったりしたこともあります。朝、出かける前にクッキーの頭をなでてあげるのが毎日の日課のようになっていましたが、それが最後になったのは死ぬ三日前、9/9 の火曜日のことでした。その日に帰ると、横たわって苦しそうにしているクッキーの姿が目に入りました。いわゆる危篤状態らしく、あとはただ見ていることしかできませんでした。それまでは一日でも長生きしてほしいと願っていたのが、苦しそうにしている姿をみると、早く楽になってほしいと思う気持ちと半々の状態になりました。

今でも、もし望みが叶うのなら、もう一度クッキーに会って頭をなでてあげたいと思うことがあります。頭をなでた時の潤んだ目は今でも忘れることができません。

*今回で、クッキーの話はいったん終わりにしょうと思います。また何か思い出したら書くかもしれません。  

Posted by fussy at 20:10Comments(0)TrackBack(0)