2011年03月27日

原発は相変わらず余談を許さない状況のようです

今回の災害でクローズアップされているのが「もんじゅ」です。福島原発などの全ての原発は「軽水炉」ですが、「もんじゅ」は「高速増殖炉」と呼ばれ、燃料のプルトニウムが新たに生成されることから「夢の原子炉」と呼ばれていたそうです。しかし、実用化が極めて難しいことから日本以外は全て撤退しているというのが実情です。以前、ナトリウム漏れの事故を起こしていましたが、その時初めて冷却材にナトリウムが使われているということを知りました。
ナトリウムといえば、単体では非常に反応性が高くて、水と爆発的に反応して水酸化ナトリウムになります。昔、自分が通っていた大学のキャンパス内にあった池でナトリウムが投げ込まれて爆発したとかいう噂がありましたが、本当のところは分かりません(そこには様々な廃液が捨てられていて云々というような噂もありましたが、それも真偽不明です)。で、今回と違ってもんじゅの場合は水を掛けて冷やすなんて芸当はできないわけです。福井県で地震が発生してもんじゅが津波にやられたらいったいどうなるのか、想像しただけで恐ろしいです。ちなみに現在、炉内中継装置が抜けなくなったために事実上放置されたような状態になっているそうです。

確かに電気は必要で、今は原発に頼らなければならない状態ですが、日本は代替エネルギーを考えなければならない時期にあると思います。

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