2013年06月02日

渋滞学

「渋滞学」の研究でテレビでも活躍されている「西成活裕」教授の講演会に参加する機会がありました。

会社内で企画された講演で、時間は一時間ちょっとと短めでしたが、結構おもしろい話を聴くことができました。話題の範囲も非常に広く、カオス理論の話まで飛び出しました。
「部分最適化」と「全体最適化」の例として、10台の車をある地点から別の地点へ移動させる話がありました。台数に比例して到着時間が長くなる道と、常に一定時間がかかる道の二つがあった時、交通量が少ないとき前者の方が速ければ、個人に任せると全員がその道を選んでしまいますが、うまく配分することで述べの走行時間は短くなるというもの。構成が複雑になるほど最適解を見つけるのは困難になりますが、全体を見渡してうまく解を見つけることが出来れば効率をさらに上げることができるということですね。

他にもなかなか興味深い話が聴けて、参加してよかったと思います。  

Posted by fussy at 20:16Comments(0)TrackBack(0)