2015年09月12日

プログラミングの勧め

大雨が過ぎたら今度は地震。どうやら明日も雨になりそうですね。

仕事で作業をもっと短時間でできるようにシステム化できないかと相談があり、打ち合わせした時の話です。処理条件変更後のパラメータの変化を確認するためグラフで一枚一枚出力しながら目視確認していて、パラメータも処理のステップも大量にあるので全て見切れないということで、グラフを一度に全て出力できないかというのが要望だったわけですが、大量のグラフをまとめて書かせようとすると結構大変なのでどうやって処理させようかと話していたとき、ふと、グラフのプロットが二点しかないのを見て「どの程度のプロット数になるのですか」と質問すると、「1, 2 点です」との回答。じゃあ、表形式にしてスペックアウトしたら色付けすればということであっさりと解決しました。
なぜわざわざグラフを使っていたかというと、それしか手段を知らなかったからということで、本当はデータを取得するツールはあるので工夫すればいくらでも効率よく作業できるようになるわけですが、そういうところは苦手なのかなと感じました。今はそれぞれの分野が専業的になって、データ加工などの仕組みはいわゆる IT 分野の仕事となっています。でも、簡単なものなら自前で作成できたほうが何かといいんじゃないかなと思ってます。IT 担当の数も限られていますしね。

プログラムの世界も敷居が低くなったと言われますが、本当の初心者にとっては昔より逆に高くなっているのかもしれません。オブジェクト指向にシフトして大きなプログラムは組みやすくなりました。でも、ちょっとしたものなら C 言語のような手続き型言語でも十分というよりかえって効率はいいような気がします。自分が最初に作ったプログラムは、PC-88 上の BASIC で書いた「ブロックくずし」でした。本に書いてあったものをまずは読みながら組み上げて、後でいろいろと変更して遊んだりしてました。こういう学習の仕方は本当に効果的だと感じました。ちょっと使い方がわかれば、プログラミングは仕事でもプライベートでも非常に強力な味方になってくれるはずなので、参考にしてもらえればと思います。